「好きな香りに包まれていたい」と言うと何やら素敵に聞こえるけど、香水を毎日付けるのはやめた方がいい。
人にはそれぞれ、目立とうが目立つまいが独自の匂い(体臭ではない)があって、それはその日の体調や気候によっても微妙に、豊かに変化する。相手もまた、そういう見えない、言葉にならない情報を無意識に受け取っていて、あなたへの印象と理解をアナログ的に深めている。
香水は自分で匂いの輪郭を決めつけて、相手が受け取る情報をわざわざ狭めてしまう、それはそれはもったいない、地獄のおしゃれアイテムなのでございます。えっ? 「地獄のおしゃれアイテム、他にはどんなものがあるか」でございますか? そうですね、代表的なところですと、もう皆さん大好き、カラコンがございますね。
風向きや相手の嗅覚次第で効果の強弱も善し悪しももう、物凄く変化する。それをまあ、だいたいが鏡の前で(見えやしないのに)立ち止まって、付けてる自分の姿だけ確認したりしてね。結果は毎日異なるし、それをコントロールできる人なんていない。
憧れのあの人や好きな人と同じ香水を付けてみても、同じ効果は得られない。「いいんです、自己満足ですから」という言葉が聞こえてくるけど、自己満足を無差別にばらまいて、孤独に生きていく覚悟はできているんだろうか。
香水といえばマリリン・モンローの「シャネルの5番」。「何を着て寝るのか」という質問に対する答えが有名だけど、あれが本当だとすれば、そりゃ孤独を深めるだろうよと思う。国や文化、時代の違いがあるとしても、「眠るときくらい」という気分が見えるようで寂しくなる。
匂いっていうのは漂うもの、空気を感じるものであって、自分で選ぶようなものじゃないんじゃないかね。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。